【Egret Engine】図形の描画方法「drawCircle」「drawRect」「lineTo」

Egret Engine

はじめに

この記事では図形の描画方法を紹介しています。

 

↓ 最終的にこうなります ↓

 

準備

1、新規Projectの作成

【Egret Wing】新規Projectの作成とエディタの使い方を参考にして、新規Projectを作成してください。

私は「TestProject」という名前で作成しました。

 

2、不要ファイルの削除

【Egret Engine】TypeScript の基礎を参考にして、asset等の不要ファイルやコードを削除してください。

 

GameStageの生成

Main.tsに以下のコードを記入してください。

 

Mainのstageに直接描画すると、ゲーム画面全体を動かしたいときに困ることがあるので、GameStageレイヤーに描画していきます。

テキストを表示する方法でも説明したように、GameStageとUIのレイヤーは分けておいた方がいいと思います。

 

図形を描画する際はGameObjectクラスを継承してください。自動的にGameStageレイヤーへ挿入されます。

図形をインスタンス化する場合はGameクラスのinit()内にnewしてください。

 

図形の描画

円の描画

 

円を追加するには

を使用します。

x, yは円の中心の座標です。

しかし、これだけでは無色透明なので、色を付けていきます。

 

まず、円に枠線を加えたい場合は

を使用します。

注意点ですが、これは「beginFill」より先に書いてください。beginFillは図形を塗りつぶします。

しかし、endFillの後にlineStyleを適用しても塗りつぶされてしまったので、beginFillより上に書くのが無難です。

 

次に、円を塗りつぶしたい場合は

を使用します。beginFillからendFillの間にある図形を色で塗りつぶします。

ちなみに、塗りつぶしをしなかった場合は透明となり、後ろのオブジェクトが透けて見えます。

 

(余談)Circleのwidthについて

上記の円の描画コードから、lineStyleを削除して、console.log(shape.width);を追加しました。

shape.widthで図形の横幅の長さが取得できます。

今回の場合、半径100pxの円なので、width = 200px(直径)となるはずですが、実際には203と表示されます。

 

これはEgretEngine側の仕様で、”WebGLのパッキングの問題でdrawCircleメソッドが下記のような実装になっている”からだそうです。

EgretEngineで半径5・直径10の円のSpriteを作成後にwidthが13になる問題

 

円のwidthを使用する際は、長さに注意してください。

 

長方形の描画

長方形を書くには、

を使用します。

x, yは長方形の左上の点の座標になります。

 

直線の描画

 

直線を引くには、

を使用します。

 

直線は枠の色と同様、lineStyleで着色します。

 

drowArc等を使えば、曲線もかけるので、是非公式のAPIもご覧ください。

公式API  public class Graphics

 

参考URL

Egret Engine 公式API

公式API  public class Graphics

 

Qiita

EgretEngineで半径5・直径10の円のSpriteを作成後にwidthが13になる問題

 

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